すまいるネット 週刊SEOコラム Vol.28
今回は、Googleのウェブマスター向け公式ブログでモバイル検索のランキング要因に関して
興味深い発表がありましたので、ご紹介いたします。
2018年7月からGoogleスピードアップデート始まる
Googleから発表された2018年7月から始まるGoogleスピードアップデートですが、
これまでもパソコンのSEO対策アルゴリズムの一部ランキング要因として2010年から
採用されておりました。
参考ページ:【2017年】気になるSEO対策ランキング要因!
モバイルファーストインデックスの本格導入もあり、
モバイル検索でもページスピードの重要性を高めたいという事でしょう。
Googleは表示速度が遅いサイトが多数上位表示されてる状況だと
検索自体のユーザー離脱にもつながりますので、
サイトの表示スピードについて以前から気にしておりました。
「ページの表示速度がEコマースサイトの利用者に与える影響」についての調査では
「表示に3秒以上かかるページからは40%以上離脱する」との結果が出ています。
ただ、今回の発表で順位に影響を受けるサイトの要因として、
「本当に遅いとユーザーに感じさせるページだけに影響し、
影響を受けるクエリはごくわずかになる見込み」
とありますので、現段階でそこまで慌てる事はありません。
※現時点で、サイト表示が開くまでに20~30秒かかるような
遅いサイトの場合は修正等の検証が必要かもしれません。
現在、Google側でスピードアップデートの影響を受けているか
直接調べるツールはありませんが、
サイトの表示速度を調べるうえでもGoogleが提供している
「PageSpeed Insights 」を活用して確認する事をオススメいたします。
※今回の発表を受け、後日コラムでも「PageSpeed Insights 」の
活用方法について更新する予定です。
そして、記事の最後にGoogleは下記のように伝えています。
検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される場合もあります。
このことからもランキング要因として、最終的には現在のパソコンでの
SEO対策ランキング要因と同じように重要度においては、
影響力があまり高くないことが伺えます。
ただ、「サイト表示が早いサイト」と「普通のサイト」が同じような内容だった場合、
優先的にGoogleが好むのは「サイト表示が早いサイト」になりますので、
ページの表示速度改善は検索ユーザーにも快適に使ってもらえる事に繋がりますので
とても良い取り組みだと思います。
まとめ
・2018年7月からモバイルサイトのランキング要因としてスピードアップデートを導入する
・本当に遅いページのみ影響を受ける
・スピードアップデートの影響を受けているか調べるツールは無い