404エラーはSEO対策において意外且つ厄介な存在

404エラーは発生しても、直接的に検索順位への反映は為されないものと言われます。
従ってSEO対策の観点からは大きな問題が無い反面、ユーザーへの印象という点ではクリティカルな問題になります。
404エラーは比較的発生が多いものであり、アクセスしているページが存在しないものである事を示している事は、技術的にWebに詳しく無い一般のユーザーであっても、これまた比較的良く存じ上げておられます。
ですので、ユーザーの関心を一気に冷めさせる要因になり易く、将来に至るまでのアクセスの機会が大きく奪われてしまう手痛さがあるのです。
更にこうした意味においては、他のSEO対策の効果を実質的に軽減・無効化してしまう存在にもなり得る点で、厄介な問題と言えるのです。
ですのでページが適切に管理されている事を知る為にも、404エラー発生の把握は重要と言えます。
把握の為にはサーチコンソールの活用が必須と言え、特にページやリンクの変更後の暫くにおいては、急速な増加が見られないかどうかを数値的にしっかり確認する必要があります。
その解消についてはページ内の変更や見直しで充分に対応出来る事が殆どなだけに、早急な対処を図りたいところです。
サーチコンソールの内容をじっくり掘り下げて検証する事が、そのカギになります。
その一方で、前述のようにSEO対策だけの視点で捉えればそれほど重要なエラーでもありません。
その為、リソースを割くべき・優先的すべき対策が別に存在しているケースも考えられます。
こうしたケースでは、ユーザーにとってそうであるように404エラーが齎す見栄えの悪さから、サイトを構築する側もその順位を履き違え易いものとなっています。
そう考えると、包括的にサイトのSEO対策を行うと同時に、第三者の目を通して現状の対策の優先度を把握する事が適切と言えます。
その意味で我々が持つ経験や、こちらで提供している記事がその一助となれば幸いです。