ミラーサイトがSEOに影響するのは何故か

サイトの検索順位の変動要因のうち大きなものに、検索エンジンのアルゴリズムの変更があります。
過去に何度か行われてきていますが、有名なものにはパンダアップデートやペンギンアップデートがあります。
前者はサイトに掲載されているコンテンツの質を、後者はサイトのリンク構造を評価するものであり、SEO上低評価されてしまうと順位を大きく落とされたり、圏外に飛ばされるなどのペナルティを課される場合があります。
したがって、ペナルティの対象となるか否かについては、サイト管理者にとって無視できないものとなります。
ここではよく話題になるミラーサイトの存在やリンク供給が低評価されることについて、その内容を知らせることを目的として、SEOを意識するサイト管理者向けに注意喚起していきたいと思います。
ミラーサイトとは、メインのサイトのコンテンツの大半を別のサイトにそのまま転載して作成するものです。
サイトドメインが異なりながらも、中身が同じであり検索エンジンからは、低評価を受ける傾向があります。
特にパンダアップデート以降は、グーグルの検索エンジンからは著しく低評価にされ検索順位を落とす要因となります。
過去にはミラーサイトは被リンクを増やす簡単な手法として用いられており大量に作られていました。
その結果、多くのリンク供給を受けたメインサイトが、検索上位に表示されていましたが、現在はそのようなことはありません。
このようなサイトを作るのは、SEO上悪意のある第三者がメインサイトの評価を低下させることを目的として行う場合や、その他の理由があります。
悪意のない事例の一つとして、一つのサーバーに負担をかけたくないケースがあります。
例えば、唯一のサーバーにアクセスが集中すると、ページが表示されないなどの不具合が一時的に生じます。
そこで、ミラーサイトを設置しておけば、アクセスを分散させることが可能となり、正しく表示することができるといった具合です。
災害情報などの緊急情報を放置する際に、とても有用です。
この場合は、noindexなどのタグをつけて、クローラーにコピーコンテンツではないことを知らせる工夫も必要となります。