SEO対策には大きく分けて「内部対策」と「外部対策」の二つの対策があります。
ここではSEO対策の根本となる「内部対策」と「外部対策」についてご説明します。併せて、SEO対策を行う上で気をつけなくてはいけないSEOスパムについてもご説明します。
外部対策が重要視されることが多いSEO対策ですが、最近では内部対策も検索順位に大きな影響を与えるようになり、上位表示をするためには、内部と外部の両方の対策が有効となります。
個人でSEO対策を行う場合は、昨今はSEOスパムへの対応が複雑なこともあり、外部対策はSEO会社に任せ、基本的な内部対策から始めるといいかもしれません。
内部対策とは
「内部対策」とは文字通り、ウェブサイトの内部(ページの構造や記述)を検索エンジンのランキング要因に併せて改良を行う施策です。
主な内部対策として、下記のような対策が行われます。
・定期的な情報ページの更新
・情報ページ内キーワードの管理
・適切なタイトルタグの設定
・タグ記述(HTMLなど)の最適化
・レスポンシブ対応(スマホ表示など)
・常時SSL化(セキュリティ対応)
外部対策とは
「外部対策」とは、別名「外部リンク対策」「被リンク対策」とも言われ、他のウェブサイトからのリンクなど、外部からウェブサイトの評価を高めるための施策です。
本来、ユーザーの求める良いウェブサイトは、他の外部のウェブサイトからも評価され、リンクをされて行くものです。この外部のウェブサイトからの評価もSEOのランキング要因の一つとなり、要因の中でも重要度が高いものと言われています。
SEOの外部対策はこの要因に対して自然な形で施策を行うもので、まず第一は良質な情報ページを多数掲載していくことでSNSなどでの拡散を狙うのも一つの手でしょう。
SEO会社では被リンク対策にノウハウを持っていますが、ひと昔前に行われていたどこでもいいから外部のサイトにたくさんリンクを貼ってもらうといった被リンクはリンクとして評価の対象にならなかったり、悪質な場合はSEOスパムとなる事もあるので、個人での被リンク対策には注意が必要です。
SEO対策とSEOスパム
「SEO対策」と聞くと、対策をするとむしろ「スパム行為」で順位が下がってしまうのではというイメージをお持ちを方もいらっしゃるようです。
長くウェブサイトを運営している方の中には、SEO対策を行っていたサイトがスパムとして順位を下げたという経験をされたことがあるかもしれません。
実際にSEO対策の歴史として、それまで有効だと思われみんなが行っていた対策がある日スパム行為とされ、検索順位が急に下がるという事がありました。
SEO対策が注目し始めたころ、検索エンジンのシステムは現在のものより単純で、ウェブサイト側の小さな細工で検索順位を簡単に上げることが可能でした。外部からのリンクを無理やり増やしたり、サイトページ内の記述を必要以上に書き換えるといった行為です。
それに乗じて多くのサイトが細工を行い、検索エンジン側はそれをモラルに反するスパム行為と判断し、それらのスパム行為を行うウェブサイトを検索順位から除外するようになったからです。これを機にSEO業界では、無理な対策や細工をなくし、ユーザービリティに沿った自然な対策が有効な手段として考えられるようになりました。