重複コンテンツはダメ。ゼッタイ。ウェブサイトを見直してみよう

重複コンテンツ ダメ。ゼッタイ。

新卒2年目、技術部の藤本です! ↑の画像は私の似顔絵イラストです。
世間は夏真っ盛りですが、今回は夏より暑苦しく語りたい「重複コンテンツ」についてご紹介します!

皆さんはウェブサイトを運営される上で、重複コンテンツ(コピーコンテンツ)について気にされたことはありますか。実はこれSEO的にとても大事で、一歩間違えると順位がどんどん下落していく原因にもなるんです……!

「重複コンテンツって何?」

「結局、何がどういけないの?」

そう思っているそこのあなた! ぜひこちらのページで重複コンテンツを知って、改めてウェブサイトを見直してみませんか。
重複コンテンツなのかどうかを判断する方法や、重複していたらどう対応すべきなのかも併せてご紹介します!

重複コンテンツとは

重複コンテンツ(コピーコンテンツ)にはどういったものが含まれるのでしょうか。また、どの程度重複していたらコピーコンテンツであると判断されるのでしょうか。

重複コンテンツって何?

重複コンテンツとは、自分が運営しているウェブサイト内、もしくはそのウェブサイトを越えて他のウェブサイト内で同じ文章を使用している部分を指します。こういった部分をそのままにしておくと、Googleから重複コンテンツであると判断される可能性があります。

その際、どちらか一方を上位表示させようとするので、片方の順位を意図的に下げることがあります。ただし、これはペナルティではありません。そのため、逆に重複コンテンツではないと判断されれば、順位を下げる必要がなくなり、順位が回復する可能性があります。

なぜ重複コンテンツはダメ。ゼッタイ。なのか

なぜ重複コンテンツはダメ。ゼッタイ。なのでしょうか。

重複コンテンツが横行していると、同じ文章が使われているページが検索結果に並んでしまうことがあります。検索結果のどのページをクリックしても、たどり着く先がどこも同じ文章だとしたら、検索者は求めている情報をなかなか得ることができませんね。やがて、その検索エンジンは使われなくなってしまいます。それを防ぐためにGoogleは自動的に重複コンテンツを避けるようにしているのです。

重複コンテンツを見つけ出す方法

さて、ここまでで重複コンテンツがいけない理由がわかったかと思います。

「そうは言っても、どうやって見直せば良いのか……。」

大丈夫です、ご安心ください!
ご自身が運営されているウェブサイトが、他のページ・他のウェブサイトと同じ文章を使っているかどうかを探す簡単な方法があります。

それは、文章の一部分をコピーして検索エンジンで検索するというやり方です。

簡単ですが、当社のウェブサイトを例にご説明します。

indexページ

この探し方をする上でちょっとしたコツですが、固有名詞(社名・製品名[サービス名]等)を省いた、少し長めの文章をコピーすると正確に検索できます!

たとえば、当社ウェブサイトトップページの「ずっと変わらない1万円」、この文章をコピーして検索をかけます。

検索結果

すると、検索結果の1ページ目の上から3番目に当社のトップページが表示されました。1ページ目にはこれ以外に同じ文章はヒットしていません。

基本的に、コピー元のページが1ページ目にヒットすれば問題ありません。しかし、他ページや他ウェブサイトからコピーした文章が使われていて、検索結果の1ページ目にコピー元のページ以外の箇所にも同じ文章が使われていれば、何かしら対策を施す必要があるでしょう。

ただし!

文章が1箇所、他ページとかぶっていたからといって、これがすぐに重複コンテンツだ! と判断するにはまだ早いです……。なぜなら、このようなケースはよくあることだからです。
たまたま他の人と同じ文章になった! という経験はありませんか? Googleは一部ではなく、ページ全体を眺めてコピーしたかどうかを判断しています。

では、その判断基準はどこなのか……。それはGoogleも明言しておりませんが、当社ではページ内でオリジナルの文章を使っている部分よりコピーした文章を使っている部分が多い場合は、重複コンテンツと判断される可能性が高いと考えています。

ポイント

同じページ内で、気になる文章があれば一部分をコピーして検索を繰り返してください。最終的に重複していた部分と、オリジナル部分の量を比べて判断しましょう。

なお、以下のページでは文章を検索する方法以外にも、似ているページを探す方法が掲載されていますのぜひチェックしてみてください。
大幅に順位が下がったらチェックしよう! ミラーページ確認方法

重複コンテンツと判断されないために

他のページと同じ文章が見つかった! ページ全体でオリジナル部分が少ない! そんなとき、どんな対応を取るべきなのか、具体的に2つ例を挙げましたので参考にしてください。

文章を書き換える

簡単な方法として、重複している文章を書き換えてしまいましょう。
ただし、語尾を「です・ます」調から「である」調に変えたとしてもGoogleの判断は変わりません。

また、「明日は晴れるといいな。」から「晴れるといいな、明日。」のように、言葉を入れ替えただけの文章もGoogleは判断できるでしょう。ご自身が見比べて「に、似ている……(;´Д`)」と判断できればGoogleも判断できると考えてください。

そのため、重複している部分の文章を同じテーマで書き直すか、もしくはその部分をまるっと別のテーマの文章に書き換えてしまうのも吉です。書き換えるだけでなく、ご自身の意見を反映するとなおグッドです!

引用元をはっきりさせる

正しい引用方法を使えば、コピーではなく引用しているコンテンツであることをGoogleにアピールできます。

まずはその文章の引用が可能かどうか、引用元のウェブサイトから判断してください。わからない場合は、運営している方にコンタクトを取り、引用する旨を伝えます。もし引用しても問題ない場合は、文章と引用元を記載し、リンクを張っておきましょう。

正しい引用の方法
<blockquote>というタグを使って引用文全体を囲んだあと、<cite>というタグを使って引用元のページのリンクを張ってください。具体的に挙げると、以下のような使い方になります。

<blockquote>
	引用文をここに書きます。
	<cite><a href="引用元URL">引用元のページへリンクします</a></cite>
</blockquote>

タグ内のテキストは適宜書き換えてください。
こちらのタグを使えば、Googleはこの文章を評価しなくなります。

逆に評価しないということは、今まで存在していた文章量が、<blockquote>タグで囲った分だけページ内コンテンツとしては判断しなくなるので注意が必要です!

そのため、いきなり文章を丸々<blockquote>タグで囲ってしまうのではなく、新たにオリジナルの文章を追加して補うようにしましょう。

まとめ

心当たりはありましたでしょうか。

実は、このようにコピーコンテンツを生むケースは、ウェブサイトの制作を業者に依頼された場合に発生することもございます。SEOの内部対策としても効果的ですので、いま一度お確かめください。

重複コンテンツを探すのはもちろん、新たに文章を作成するのも根気のいる作業ですが、手塩にかければかけるほど、ウェブサイトはあなたに微笑んでくれます。一緒に頑張りましょう♪

それでは( ´・ω・`)ノ